学研幼児教室の卒業生 松田さん

学研幼児教室の卒業生 松田さん

看護学生
松田海咲

緊急事態に対応でき、あとに続く人に知識や経験を伝えられる看護師になりたい

人に役立つ仕事に就きたかった

私は現在、将来看護師になるために、医療系の総合大学に通っています。
学生時代に学級委員など、責任のある役目を務めさせていただくことが多く、その中で、人の役に立てる仕事が素敵だなと思っていました。そんなある日、テレビで『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』というドラマを見て、看護師の素晴らしさを知り、あこがれるようになりました。学力的にも行きたい大学に届きそうでしたし、先生方や親からも「責任感があるから向いていると思う」と言ってもらえたので、そこから真剣に看護師を目指すようになりました。

勉強の習慣がついた学研幼児教室

学研幼児教室に通うようになったきっかけは、兄が同じ教室に通っていて、両親が気に入ったことが大きかったようです。教室の先生はとても親切で数字のパネルやおはじきを使って数を勉強させてくれました。それ以外にもいろいろな学びがあったと思いますが、道具を使った学びについては、今でもよく覚えています。

幼児教室に通ったことで一番大きな経験になったのは、勉強する習慣ができたことです。小学校に入学すると、急に生活に「勉強」が入ってきますが、幼稚園の頃から数などに触れることができていたため、勉強に苦手意識を持たなくてすんだのだと思っています。また、入学してからも教室の先生には定期的に勉強を見ていただけたので、ずっと学校の宿題や勉強を続けられたんです。宿題をきちんとやるというルールを守る習慣ができたのも、学研幼児教室に通っていたからこそだと思います。

私も親も河野先生をとても信頼していました。中学生になって卒業しましたが、その後も何かあれば連絡をして、定期的にお会いしていました。

全幅の信頼を寄せられた河野先生

河野先生は、褒めるときは褒める、叱るときは叱るという先生でした。私自身は、教室に通っているときに叱られた記憶はほとんどないのですが、宿題を忘れた子が叱られているところを見て、やっぱり叱っているとちょっと怖いなと思った記憶があります。でも、大人になってから振り返ると、先生は人として当たり前のことを教えてくださっていたんだなと感じています。

親には相談しにくいことも、先生には話すことができました。例えば、中学時代、友人関係に悩んだことや進路について、最近では大分プライベートな相談をさせていただいたこともありました。特に進路は、自分と親とのあいだで意見が違っていて、どうしたらいいか困っていると全部話すことができたんです。先生のアドバイスも、私の気持ちに寄り添ってくれていたので、とても相談がしやすかったです。

自分の経験を活かしていきたい

大学生になってからは、時々、先生の教室にお手伝いに行っています。いまの私があるのは先生のところで学べたおかげだと思っているので、恩返しの意味も込めて、時々お手伝いをさせていただいているんです。課題の丸つけや、ホワイトボードの用意、カードの準備に加え、小学1年生くらいのお子さんのわからないところをサポートしたりもしています。

大学生になってからも、テスト前に勉強をすることが体に馴染んでいるのは、学研幼児教室の頃からの経験があってのことだと感じています。もちろん、たまに気分が乗らなくて1日スマートフォンを見て過ごすこともあるのですが、そうすると寝る前に罪悪感が生まれて、翌日はもっと頑張ろうと思えるんですね。また、少しだけでもやろうと思って始めると、グッと集中できるようになったのも、これまでの経験があったからだと思っています。

将来は、緊急事態が起きたときにも対応できるような看護師になりたいと思っています。そして、先生の教室のお手伝いのなかで年下のお子さんにアドバイスをしたり、大学のオープンキャンパスの際に入学希望者にアドバイスをしたりすることを通して、人に自分の学びを伝えることの大切さに気が付くことができました。今後、後輩や実習生が入ってきたら、自分の知識や経験を教えられるような、他者の役に立てる人間でありたいです。