学研教室の卒業生 藤本さん

学研教室の卒業生 藤本さん

エコノミスト
岩井聡史

自分で納得のできる分析やレポートを書いていきたい

人の行動や心理などへの興味を仕事に生かしたかった

私は現在、新聞記事や報道、政府が発表している統計資料などをもとにヨーロッパの経済を分析し、それを調べて将来どう経済が成長していくかなどについてレポートを書いて公開するという、エコノミストの仕事に携わっています。もともと人々がどんな選択をしていくのかなど、人間の行動に興味があったんです。それもあって、大学3年生のときに経済学を選択し、その知識を使える仕事に就きたいと現在の職業を選びました。まだ社会人になったばかりですが、仕事を楽しみながら、休日はシーズンのときは野球観戦をしたり、ゲームをプレイしたりマンガを読んだりと、インドアな趣味を満喫しています。

仕事自体は、分析と資料作成が主ということもあり、ひとりで黙々と作業をしていることが多いですが、自分でもレポートに作成に力を注ぐことができたと感じたときは、頑張ったな~! と達成感があります。他人と関わることが少ない仕事ということもあり、自分で形にできたとか、アウトプットまでたどり着けたときにやりがいを感じています。

自然と通い始めた学研教室

学研教室には幼稚園のときから、小学4年生くらいまで通っていました。幼稚園生のときですから、私が選んだというよりは親が決めてくれたという感じですね。

学研教室は、集団学習ではなくおのおのが個人のレベルに合った教材に取り組むスタイルなので、それが自分には合っていたのだと感じています。当時から、ひとりで黙々と取り組むことが好きでしたし、それで良いんだと考えられるのも学研教室のおかげです。

また、教室ではわからないことがあれば自分から先生に聞きにいかなければなりませんでしたが、社会人1年目の今もわからないことがあれば上司や先輩に尋ねなければならないんですね。ひとりでコツコツとやって、行き詰まったときにはほかの人にアドバイスを求めにいくというスタイルは教室の頃と変わらないので、そういった感覚は学研教室で培えたものが今も生きていますね。

当時、算数は得意でしたが国語が苦手だったんです。どうしても読解問題を間違えてしまう。今の仕事も資料を読み込む必要があるのですが、読むことに苦手意識がなくなったのは、先生が自分のペースに合わせて教材学習をたくさんやらせてくれたからだと感じています。私は読書家というわけではありませんでしたが、問題文をたくさん読ませてもらえたことで、文章に向き合うのが苦ではなくなったのだろうなと思っています。

また、先生はあまりガミガミと言うタイプの方ではなかったんです。それもあって教室にも行きやすかったですし、友達と遊んでから教室に行ったりするのが自分にとっては当たり前でしたね。自分のペースで学べることもあってプレッシャーなどもなく、割と当たり前のように「教室に行くか」と気軽に通えていました。

教える側に回って感じた先生の気遣い

小学4年生くらいのときだったと記憶しているのですが、先生から中学受験を勧められました。「この学校が合っていると思うよ」という感じでしたが、先生のお子さんも受験をされていたので、その学校についてや中学受験をしたらどうなるかを教えてもらえたんですね。私も私の両親も中学受験についてはほとんど知らなかったので、そういう機会を与えていただけたことがとてもありがたかったです。

中学受験を決めて、先生からのアドバイスのもと学研教室から受験を専門とした塾に移ったのですが、そこは集団授業でした。中学受験には特殊な問題もあるので、その対策ができたことはよかったと思います。一方で、授業以外の時間や家で勉強するときは当然ひとりですから、そこでひとりでも頑張れる力を得られたのは、教室のおかげだと思っています。

その後、大学生になってから、先生の教室でアシスタントとしてアルバイトをさせてもらうことになりました。先生のお子さんが通っていた中高一貫校に私が入ったこともあり、教室を卒業してからも交流はあったんですね。以前から、「大学生になったら教室に働きに来て」と言われていたので、大学合格の挨拶をしにいって、そのまま働かせてもらえることになりました。

実際に自分が教える側に回ってみると、先生が一人ひとりに合わせてくれていたことを実感しました。自分で教える側に回ってみてわかったのですが、会員によって対応を変えるというのはすごく大切なことなんですね。会員をしっかり見て、会員について把握していなければできないことで。それをしてくださっていたのだと改めて実感できて、尊敬の念でいっぱいになりました。また、教室は幼稚園から中学生ぐらいまでの子どもたちがいるので、その全員に対応し、かつ保護者の方とも面談をしている。すごい仕事量だなと思いますし、そのスケジューリングも完璧にされていて、本当に熱心な先生だったのだなと改めて感じました。

自分の分析で社会貢献していきたい

教室では教材を解き終わった後、提出して間違えたところをしっかりと復習していた記憶があります。ミスを把握して、次につなげていくということはやり抜く力にもつながると思います。人生においても、自分のできなかったことをできるようにしていくことは大切だと感じていますので、それを子どもの頃に学ぶことができたのはありがたかったです。私も先生の教えに倣って、教室で働いていたときは、子どもたちにしっかりと直しをしてほしいと伝えていたので、それが身についてくれたらうれしいですね。

現在は、社会人1年目ということもあり、まだこれから先の自分について考えることはあまりないのですが、まずは今の仕事をきちんとできるようにして、エコノミストとしてのスキルを身につけ磨いていきたいです。そして、今はヨーロッパの担当ですが、それ以外の国の経済についても分析してみたいですね。また、私の仕事は政策提言をするような機会もあるので、いつかはそういったことにも携わりたいですし、自分の分析を通じて社会貢献ができたらとも思います。

その前段階として、まずは自分が納得するレポートを書きたいという気持ちが強いです。私自身、自分で納得できるかどうかを重視するタイプということもあって、そう思うのかもしれません。そのうえで、提出したレポートが外部の評価につながれば、また自分の分析を発表する機会もたくさん得られると思うので、まずは自分で納得できる成果を出すこと。それが将来の目標です。