学研教室の卒業生 苗村さん

リノベーションの準備をしている様子です。

理学療法士
苗村 恭暉

リハビリの質を上げるため、さらなる資格取得を目指していきたい

ケガがきっかけで選んだ、理学療法士への道

現在は、理学療法士をしています。ケガや病気でできないことが出てきたとき、それができるようにトレーニングをしたり、もし戻らなかったとしても生活できるようサポートをする職業です。

子どもの頃から、教師かスポーツに携わる仕事に就けたらと考えていました。小学生の頃にサッカーでケガをし、中学、高校とリハビリに通うなかで理学療法士という仕事があることを知り、興味を持ちました。ですが、高校の途中までは教師かスポーツ系の仕事かを決められずにいたんです。けれど、リハビリに長く通ううち、たくさん助けられたことで自分もケガをした人たちを支えられる職業に就きたいと考えて、理学療法士になることを決めました。その後、資格を取るために大学を選び、現在の仕事に就いています。

丁寧な取り組みを学べた学研教室

学研近江八幡カローラスクール教室には、小学6年生まで通っていました。母が教室を開室していたので、自然と流れで通っていましたが、勉強することは面白く感じていたので、嫌だなと思ったことはありませんでした。

ただ、小学校時代は、国語があまり好きではなかったんです。しかも、字が綺麗ではなかったこともあり、正しい答えでも漢字が読みづらかったりするときは、全部バツにされていました。誰が見てもわかる文字でなければ点数をもらえなかったので、そのときに人に見せるための字を書かなければならないということを学びました。

教科の好き嫌いはありましたが、私自身が負けず嫌いだったこともあり、課題では高得点を取りたい気持ちが強かったんです。それもあって、勉強はやらなければならないものとして頑張ることができていました。

学習への取り組み方を見てくれた先生

母は、先生としてみると厳しかった思い出があります。例えば、算数の問題で計算を間違えていたり、国語の音読で読点をおろそかにしていたりすると、すぐ指摘がありました。一方で、丁寧に取り組んだところはちゃんと見てくれていて、しっかりと褒めてくれましたし、その上で間違えてしまったところはしっかりと教えてくれる。さらに、それから改善していれば褒めてくれました。

教室は、友人がたくさん通っていて、塾のようではあるけれど、堅苦しくないアットホームな雰囲気でした。また、勉強だけではなく、雨の日は「 あめあめデー」といったように名付けて、来るだけでプレゼントがもらえたり、クリスマス会などのイベントも企画して、勉強以外で教室に来る楽しさをいつも考えてくれていました。

母は、学研教室は総合的な勉強をするところだとよく話していました。計算だけでなく、文章題の読み解き方など、すべてが学びになるんです。小学生時代は、勉強をする意味がわかりにくいものだと思います。でも、友達がいるから行こうとか、学校の授業でわからないところがあるから質問しようとか、そういったことが気軽にできるんです。だからこそ、勉強が苦手な人、勉強をする習慣がない人にぜひ通ってもらいたいです。

医療の進歩に遅れないように、勉強を続けたい

理学療法士というのは、つねに運動やトレーニングをしているわけではなく、患者様と話をする中で気持ちを知っていく部分もあるので、母がそういった勉強以外のモチベーションアップにつながることを考えていたのは、人と接する上で重要なことだったのだと感じています。

また、小学生の頃から、学研教室で勉強をすることが当たり前だったので、自分にとってわからないことを調べたり、勉強を続けたりすることは苦になりませんでした。理学療法士になってからも、医療は日々進歩をし続けているので、勉強は常日頃から必要です。そのときに、調べたり学んだりすることを苦なくできるのは、教室に通っていたからだと感じています。

理学療法士としてはまだ 2 年目なのですが、リハビリに関わる資格は多く、ひとつの分野に特化したものもあります。なかには学会で発表しなければ得られないものもあるので、いずれはそういった資格取得にも挑戦していきたいです。