学研教室の卒業生 寸田さん

看護師
寸田 聡子
多くの患者さんを支えられる看護師を目指して
子ども時代の保健室の先生との出会いで、医療の道へ
2025年の4月に看護師として入職しました。
中学時代、学校の休憩時間にケガをしたり、熱中症になりかけてしまったりした際に、保健室の先生が迅速に対応し、安心感を与えてくださったことをきっかけに医療職に興味を持つようになりました。また、卒業式でも保健室の先生が私の事を覚えてくれていて、そのことに感銘を受け、自分も学校の中に安心できる場所が作りたいと漠然と考えるようになったんです。
最初は保健室の先生を目指していましたが、大学で勉強をしていく中でこれから先、少子高齢化社会になることを肌で感じ、子どもたちを見るのも魅力的ではあるけれど、高齢者の方々を支えられる職業についても考えるようになりました。その後、実習を通じて、助けを求めている患者さんに直接手を差し伸べられたらと強く思うようになり、看護師の道に進むことを決めました。
習いごとと同じ感覚で始めた学研教室
ただ、小学校のときは、ピアノや書道、柔道など、複数の習いごとをしていたこともあり、学研教室も勉強をする場所というよりも、習いごとのひとつとして通っていたような感覚でした。同級生にも学研教室やほかの塾に通っている子も多かったので、比較的軽い気持ちで通い始めたように思います。
実際に通うようになってからは、国語や数学の文章題の解き方を教えてもらったことが印象に残っています。宿題で渡されるプリントも、以前解いた問題が多く、苦手なところを復習できるよう、先生が気を配ってくださっていたんです。プリント学習と宿題を繰り返し続けていくうちに成績も向上し、小学生のときは中の上くらいだった成績が、中学時代には5段階中の5をたくさんもらえるようになりました。
たくさんの話を聞いてくれた岡本先生
学研西賀茂大栗教室の岡本先生は、とにかく明るく、お話をしているだけで元気がもらえるくらいにパワフルな方です。いつもニコニコしていて、勉強以外の話もたくさん聞いてくださり、学校以外の出来事を聞いてもらえるのが特にうれしかったです。私が中学校に入学したあとは、勉強面を小学校のとき以上にサポートをしてくださったこともあって、部活が忙しくなっても通い続けることができました。
今になって思うと、先生は子どもたちひとりひとりのことをしっかりと見ていてくれました。宿題を怠ったときには先生に叱られたこともありましたが、先生が真摯に向き合ってくださったことで、嘘やごまかしはいけないことだ、正直に生きたほうがいいのだと実感しました。
また、岡本先生は高校や大学の入学、卒業時など、節目にメッセージをくださるんです。最近になって、姉と私で先生とご飯に行くこともあったのですが、そのときには教室に通っていた頃のエピソードをたくさん話してくださいました。卒業して何年も経っているのに自分のことを覚えてくださっていて、とてもうれしかったです。
勉強もコミュニケーションも、今に活きている
学研教室では、苦手だった読解問題を読み解くポイントを教えてもらい、看護師の国家試験にもとても役立ちました。また、看護師として記録に残す際は、誰が見てもわかりやすい記述で簡潔にまとめる必要があるのですが、その際に必要な伝える力や国語力も。学研教室で身につけられたと思います。さらに、点滴などの医療業務では計算力も必要になるため、学研教室で基礎を学べてよかったです。

▲左は国家試験の勉強の際に使用したノート。たくさん勉強して、無事に合格することができました。
また、学研教室では、クリスマス会などで幅広い年齢の子どもたちが集まり、プレゼント交換などをする機会がありました。そこでは、普段あまり話さない子とコミュニケーションを取ることもあり、その経験が看護師になってから高齢者の方やお子さんなど、幅広い年齢の患者さんと接する際に役立っているように思います。
看護師としてはまだ1年目ですが、少しずつ成長し、広い視野を持って患者さんたちを支え、多くの患者さんの印象に残れるような人になりたいです。そして、将来的には自分の経験を活かして、後輩や看護学校の先生など、教える側にもまわれたらと考えています。