学研教室の卒業生 斎藤さん

▲学生の時から現在も使用しているナースウォッチと聴診器
ナースウォッチは、時間の確認の他に点滴の滴下速度を合わせる際や患者さんの呼吸数などを数える際に使用しています。
看護師
斎藤詩恵
看護師として幅広い患者さんに接していきたい
学研教室の土橋先生に勧められた看護師への道
私は現在、正看護師として大学病院に勤務しています。外科の入院患者さんの担当なので、長く入院されていた患者さんが退院されたときには、とてもうれしくなります。また、手術が終わったり退院されたりする際に、「ありがとう」と言葉をかけていただけることに、やりがいを感じます。
家族に医療従事者もおらず、学生時代は医療系に進む気持ちはまったくありませんでした。ですが、人と関わるのは好きなので、それを仕事にできたらと考えていました。ある日、土橋先生にそんな話をしたところ、「あなたには看護師が向いていると思う」と言っていただき、看護師という職業を意識するようになりました。もちろん、進路に関しては学校の先生や親にも相談はしましたが、土橋先生にはそれまでも学校で起きた出来事や、友達のことなどをなんでも相談していてとても信頼していたので、言葉が心に響いたのだと思います。
わかるまで教えてもらえるスタイルが合っていた
学研上杉わかば教室には、3歳から高校3年生まで通っていました。母が、そろそろ習い事をさせたいと考えていたときに、自宅から2~3分ほどの距離にあった学研教室に決めたようです。教科の中では英語と社会は好きでしたが、算数と理科は苦手でした。ですが、算数と理科についても先生に理解できるまでしっかりと教えていただけたので、頑張る気持ちを持ち続けることができました。
さらに、小学校の高学年になると、海外の映画を観て英語をカッコいいなと思うようになり、先生にお願いをして英語の勉強も始めるようになりました。やりたいと思ったときに、教えていただけるのがとてもありがたかったです。
中学生になる直前くらいに別の塾にも通ったのですが、わからないところができたり、つまずいてしまったりしたときに解決することができず、自分には合わないなと感じて、学研教室 1 本に戻しました。学研教室は、自分の学習レベルに合った教材を出してくれていましたし、わからないところも繰り返し取り組むことができて、私には合っていたように思います。
勉強以外のことも相談できた先生
教室には幅広い年齢層の子が通っていて、2、3歳くらいから高校生まで、いろいろな学年の子どもたちと勉強できることが楽しかったです。
大人になってから振り返ってみると、学研教室はいい意味で先生との距離が近かったように思います。質問もしやすいですし、勉強以外のことも相談できる。積極的に勉強したいという気持ちになれなかったときでも、先生に会って話がしたいから教室に行こうかなと思えるほどでした。

▲学研上杉わかば教室に通っていた時の斎藤さんです。
後輩ができて教えることの難しさも知った
医療は日々進歩するので、看護師になってからも勉強は続ける必要があります。コツコツと毎日、繰り返し学ぶ力がついたのは、学研教室に通っていたからだと思います。わからないことがわからないままになっていたら、きっと今のように、大人になってからも反復しての勉強はできていなかったのではないかと感じるほどです。
看護師生活は今年で 3 年目に入り、後輩指導も担当するようになりました。教える立場に回ってみて、直接答えを言わずに答えへと導く難しさを感じました。私は、どうしてもすぐ回答を言ってしまうんです。患者さんの年齢も幅広く、一人一人に対応する必要があり、それを通じて改めて土橋先生はとてもきめ細やかに対応してくださったのだなと感じています。
後輩もできて立場も新人の頃とは変わりました。今は、新人の頃以上に、強い責任を感じながら仕事をしています。これからは、いろいろな部署を経験し、幅広い科の患者さんを見られる看護師になるのが、私の夢です。
看護師は、とにかく経験の職業だとも思っています。理屈を理解していても、採血などのように実践してみないとわからないことはたくさんありますので、感覚をつかみ、経験を重ねてできることを増やしていきたいです。