学研教室の卒業生 古川さん

学研教室の卒業生 古川瑠菜さんです

▲学生時代、学研教室にお手伝いへ行ったときの様子

看護師
古川瑠菜

看護師として、自分の仕事に向き合っていきたい

人の役に立てる仕事として選んだ看護師

私は現在、急性期病院の外科病棟で看護師をしています。
もともと母が看護師をしていて、幼い頃から看護の世界にあこがれがありました。それにくわえ、高校時代に部活動のマネージャーをしていて、そこで、人のニーズを捉えたり、人のために動いたりすることが自分に合っていると感じました。そこで患者さんを健康にできる仕事に就きたいと考え、看護師を目指しました。

看護師になってからは、母と家で仕事の話をすることもあります。母は患者さんのことをとても大切にしているなと感じています。患者さんとの関わり方の難しさは、仕事に就いてから痛感しているので、工夫しながら接している母のすごさが理解できるようになりました。

2か所通った学研教室

学研教室には、小学校4年生から通い始めました。兄弟が通っていたのですが、私も兄弟も家で勉強する習慣がなく、夏休みにドリルを買ってもらっても手付かずだったので、親が心配してくれたのだと思います。先に兄弟が通っていた教室に、私も夏に体験で行ったのですが、先生がとても優しく、先生のご自宅が教室だったこともあって、アットホームな雰囲気でした。リラックスもできたので、そこに通い始めました。

最初の頃は、先生のご自宅の2階が学研教室だったので、人の家の2階に上がっていくことに緊張しましたが、先生は「お帰り」と声をかけてくださり、緊張をほぐしてくださいました。また、先生の近くで勉強できることや、先生が丸付けをしている姿を近くで見られることが心地よく、どんどん教室が落ち着く場所になっていきました。

最初に通っていた教室は、先生のご事情もあって閉室になったので、中学1年生からは学研大学病院前矢作教室に通うようになりました。矢作教室は、ビルの一室を借りていたのでご自宅の教室とはまた違う雰囲気でしたが、斉藤先生は明るくパワフルで、行くたびに元気がもらえました。

“わからない”を大切にしてくれた先生方

小学校時代に通っていた教室は、近くに大きな公園があったので、そこでギリギリまで遊んで2時間だけ教室で勉強をし、また公園に戻るといったようなことの繰り返しでした。でも、先生が宿題に大きな花丸を付けてくださり、やる気を出させてくれていたので、途中でやめたくなることはありませんでした。

矢作教室の斉藤先生も、中学生の不安定な気持ちの揺れ動きに寄り添ってくださいました。学校の先生に聞きづらいような質問や、高校受験の進路の相談など、親のように話がしやすかったので、安心して通うことができました。

私は、数学が苦手だったのですが、先生はわかるまで教えてくださいましたし、さらにどこまで理解しているかも、その都度確認してくださったんです。途中で間違えたとしても、前回よりもここまでわかるようになっている」とポジティブに褒めてくださったので、数学への苦手意識はありましたが、つらくなることはなかったです。

学研教室は、自分の「わからない」を大切にして、そこから伸ばす方法を考えてくださっています。学校では、問題の解き方は教えてくれますが、そこから勉強を続けるコツはなかなか教えてもらえないんです。学研教室ではそんなところにも寄り添ってくれて、もっと発展的な問題を解くにはどうしたらいいかや、勉強のモチベーションが下がったときも続けられるような習慣作りにフォーカスしてくれました。先生との距離が近くフレンドリーに勉強できるので、自然と自分から行きたい、勉強をしたいと思えるようになれるところが魅力です。

今でも役に立っている、スケジューリング

大学生になってからは、矢作教室にお手伝いにも行きました。高校受験の前には、矢作教室の卒業生の先輩方が勉強を見てくださっていたこともあり、私も大学に合格したことを報告した際に先生からお手伝いのお誘いをいただき、先輩のようになりたいと思って始めました。そのくらい、学研教室が大好きなんです。

また、学研教室で印象深かったことは、上手なスケジュールの立て方を学べたことです。手帳を使いながら、勉強の進め方や目標の立て方を教えてもらいました。この手帳のおかげで、1週間の目標を立てて、計画的に勉強をする習慣がつきました。手帳には先生がメッセージをくださったので、やりとりのツールになりましたし、自分の時間を管理していくことも新鮮でした。高校生になってからも、しんどいことがあればメモしたこともあります。今でも、時間やタスク管理をしたいときは、一回書き出してから整理していますが、その方法を学べたことが今も役に立っているなと感じています。

▲当時、実際に使っていたスケジュール手帳

さらに、学研教室では、大きな声で挨拶をすることの大切さを学びました。先生は明るくいつも「こんにちは」と言ってくださり、それを聞くだけで自分も元気になれたので、自分もそうありたいと感じています。

看護師になってから、思った以上に体力勝負の仕事だなと感じるようになりました。患者さんを安全に支援するためには、自分の体はもちろん器具も上手に使わなければなりません。でも、お礼を言ってもらえたときはうれしいですし、暖かいタオルを体に当てたときに気持ちよさそうにしてくださっているだけでも看護師になってよかったと思えます。

まだ看護師になってから1年目ということもあり、まずは自分の仕事にきちんと向き合っていきたいです。そして、将来は、患者さんの看護もしっかりとしながらも、一緒に働く看護師さんを支えられるようにもなれたらと考えています。