「夏休み中の子どもの過ごし方・学習方法」に悩んでいるご家庭はなんと全体の8割も! ~子育て世代の夏の教育事情に関する調査~

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2025.06.25

株式会社 学研ホールディングス(東京・品川/代表取締役社長:宮原博昭)のグループ会社、株式会社学研エデュケーショナル(東京・品川/代表取締役社長:川端篤)は、全国の子育て世代(小学生のお子さまを持つ保護者937名)を対象に「子育て世代の夏の教育事情に関する調査」を実施しましたので、その結果を本日2025年6月25日、ここに発表いたします。

今回の調査では、共働き家庭や核家族化など家庭事情が多様化し続ける昨今、子どもがいるご家庭は子どもの自由時間が多い夏休みにどう教育と向き合うのかについて着目しました。
主な調査結果は以下のとおりです。

調査結果概要

1.子どもの夏休み中の過ごし方や学習方法、学習の指導方法について悩み事がある保護者は81%。なかでも「悩み事がとてもある」と回答したなかで小学3年生の保護者が最多(25.6%)。

2.保護者の悩み事は、「夏のあいだは学習習慣が乱れてしまう」(41.1%)が一番多い。しかしながら、子どもの夏の過ごし方では毎日自由に過ごさせている(24.0%)という回答が最多。

3.夏休み中に学校から出る宿題・課題のなかでも、特に頭を悩ませている1位は「読書感想文」(26.7%)。
次点で「自由研究」(18.9%)。
宿題・課題との関わり方については、保護者はアドバイスのみで基本自分でやらせるご家庭が多い。(45.1%)

4.「夏の間に、学習に関わることで子どもに挑戦してほしいことは何ですか?」で上位に挙がった項目
苦手な教科の克服をする(55.9%)
体験学習をする(キャンプ等の自然体験の学習など)(44.9%)
本をたくさん読む(42.7%)
休み後の学校の授業に向けて準備をしておく(33.7%)

5.保護者としては今後、お子さまに以下のように成長してほしいと思っている。
自分を大切にする(自己肯定感)(57.7%)
失敗を怖がらずに挑戦する(自己効力感)(48.1%)
自分で考えて行動できる(主体性)(43.3%)

1.やっぱり悩んでいる人が多い! 夏の学習の取り組み

調査リリース結果報告画像です

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子どもの「夏休み中の過ごし方や学習方法、学習の指導方法について悩み事がある」と回答した方は」と回答した方は全体の81.3%にのぼりました。
「とてもある」が21.7%、「ややある」59.6%、で大多数のご家庭が夏休みの過ごし方や学習方法・指導方法にお困りであることが伺えます。なかでも「悩み事がとてもある」と回答した保護者のなかでは小学3年生の保護者が最多で25.6%でした。

2.お悩みで一番多かったのは「夏のあいだは学習習慣が乱れてしまう」こと

調査リリース結果報告画像です

お悩みの内容を聞いたところ、「夏のあいだは学習習慣が乱れてしまう」(41.1%)「宿題・課題をする計画がうまく立てられない」(38.6%)が他のお悩みより数値が高めの結果となりました。

学校に通っている時と同じ生活ができないため、お休み中は学習する習慣が失われがちです。特にご家庭で学習習慣を夏休み中に保つことは困難のようです。また、夏休みの宿題は出るものの、それをどうやって計画的にこなしていけばよいのか、という部分もお困りのご家庭が多いようです。

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夏休み中、子どもたちは「毎日自由に過ごさせている」(24.0%)、「学童に通っている」(20.3%)が主に多いようです。子育て世代のご家庭の悩みとしては「どこで過ごさせるか」という場所の確保で精いっぱいであり、安全で充実した環境を確保することを優先して考えた場合、夏の学習については具体的なケアまで、手がまわっていないのかもしれません。

3.夏休みの宿題で一番頭を悩ませるのは?

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夏休みの宿題については、その対応に苦労しているご家庭は多いようで、特に苦戦している宿題TOP3は1位「読書感想文」(26.7%)、2位「自由研究」(18.9%)、3位「算数プリント・ドリル」(10.4%)の3つでした。
例年、読書感想文に悩まされる子どもは多いようです。フリーコメント内でも「読書感想文の書き方は全く分かっていないので書けるようになってほしい」「文字の読み書きが苦手なので、たくさん本を読んで力をつけてほしいです」等、本を読んでその感想を書く、ということ自体が苦手であると感じている保護者が多いようです。

 

4.子どもたちにこの夏に挑戦してほしいこと、やってほしいこと

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保護者は、子どもにこの夏の間に「苦手な教科の克服をしてほしい」(55.9%)と思っている方が一番多い結果となりました。夏休み中は時間も多くあるため、1学期で出来てしまった苦手などを克服してほしいという保護者の思いがあるようです。また、夏休み明けに復習テストを設けている小学校も多いようで、より夏休み中にどうにか学力を落とさないでほしいという切実な思いも感じられます。
そして、前の質問では夏休み中の課題・宿題で一番頭を悩ませるのは「読書感想文(26.7%)」という結果でもあったため、この夏挑戦してほしいことに「本をたくさん読む(42.7%)」が上位にあるのは、課題・宿題が絡んでいる夏休みならではの傾向と言えるかもしれません。

5.保護者としては今後どのように成長してほしいか。

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「お子さまにどのように成長していってほしいですか?」という質問には

  • 自分を大切にする(自己肯定感)(57.7%)
  • 失敗を怖がらずに挑戦する(自己効力感)(48.1%)
  • 自分で考えて行動できる(主体性)(43.3%)

という結果になりました。
学力も必要ですが、非認知能力といわれる目に見えない力も今後成長していくうえでは必要だと感じている保護者が多いようです。

まとめ

今回の調査では各ご家庭での夏の学習への取り組み方やその傾向が明らかになりました。
保護者は夏休み中には、しっかりと夏の間に「苦手な教科の克服をしてほしい(55.9%)」、「本をたくさん読んでほしい(42.7%)」という思いはありつつも、実際は「宿題・課題をする計画がうまく立てられない(38.6%)」、「学習習慣が乱れてしまう(41.1%)」、といった問題に直面しているようです。
この結果から、保護者としては子どもの学習に関してしっかり取り組んでほしい、と思ってはいるが、子どもはなかなか取り組むことができていない現状が見えました。夏休みの学習管理は難しく、計画的な学習をサポートできるような仕組みが求められている、と言えます。

  • 学習計画のサポート
  • 読書週間を促す仕組み
  • 学習環境の整備

こうした取り組みをすることで、保護者の期待と子どもの学習実態のギャップを埋める鍵になり得るかもしれません。

調査概要

◆調査タイトル :子育て世代の夏の教育事情に関する調査
◆調査対象 :全国の小学生の子どもを持つ保護者937名(男女)
◆調査期間 :2025年4月17日~5月2日
◆調査方法 :インターネット調査
◆調査地域 :全国
◆有効回答数 :937サンプル
※本リリースの調査結果・グラフをご利用いただく際は、必ず【学研調べ】とご明記ください。

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期間 :7・8月(主に夏休み)の3週間
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内容 :学力診断テスト/6回の教室学習&家庭学習

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学研教室について
学研教室は、幼児・小学生・中学生の「自分で考えるチカラ」を育てる学習教室(算数・数学・国語・英語)です。子どもたちが学ぶ喜びを感じ、自信を持つことができるよう、個々の力に合わせて学習を進め、確かな学力の育成を図ります。自主的な学びで力をつけ、自信を持つことが子どもたちの生きる力につながるという理念から、基礎学力の定着や一人一人を大切にする「無学年方式」、自ら進んで学習する態度や能力の育成、そして楽しく生き生きと学ぶため徳育面を重視するなど、独自の指導方針で運営を行っています。

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