新しいコンセプトに基づく国産ロボットプログラミング講座を2016年4月スタートに向け開発
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2015.10.01
株式会社学研ホールディングス(東京・品川 代表取締役社長:宮原博昭)のグループ会社、株式会社学研エデュケーショナル(東京・品川 代表取締役社長:出口鯉一)は、株式会社アーテック(大阪・八尾 代表取締役社長 藤原悦)と協業で、ロボットプログラミング講座「もののしくみ研究室」を制作、2016年4月開講に向けて全国の学習塾・学校等の会場選定を開始する。
グローバル化教育の必要性が叫ばれる中、初等教育段階の児童対象に「新しいコンセプト」に基づいたSTEM型ロボットプログラミング講座を開発する。
「新しいコンセプト」は以下の通り。
① 従来の講座の多くがロボコンなどの課題解決を目指す中、本講座は「身近なもののしくみ」を構造、プログラム双方から研究し、商品開発なども大きなテーマとして扱う。
②21世紀型スキルの修得に結びつきやすいように、ICTスキルからプレゼンテーション、コラボレーションなどを指導に盛り込んだ。
③身の回りの機器を実際に作っている国内メーカーへの取材で、国内、海外の子供たちにリアルな現場での取り組みを紹介する。
「トピックス」としては以下の通り。
① 教育コンテンツの学研と学校教材のアーテックの協業である。
② 教材も取材企業も、純国産のCOOL JAPAN教材である。
③ 他社の半分〜1/3程度の価格のキットで8軸の複雑なロボットまで製作できる。
「狙い」は以下の通り。
① 身近な題材で対象をロボットから広げ、具体的な事例を紹介することで、特に小学生に親近感を抱かせ、プログラミングの大衆化・一般化を図っている。
② もののあふれる21世紀の子供たちが、機器を最初に作った先達の努力を追体験することで「すべての機器は自ら生み出せる」ことを実感し、未来のイノベーターへと成長を促す。
③ 技術立国を標榜する日本発のロボットプログラミングカリキュラムとして、協力企業の力も借りて海外にも販路を求めていく。
◆ 児童向けコンテンツの学研が、(株)アーテックと共同で、同社が開発したブロックロボットを使用したロボットプログラミング講座です。信号機や踏切、自動ドアなどの身近にある機器を紹介することで、メカニズムやセンシング技術、プログラミングによる制御を学び、最終的には子供たち自身がPDCAサイクルによる試行錯誤を経ながら目的の機器を製作することができるように育成する講座です。
◆ 独自構造により、全方位への連結が可能な基本ブロックを組み合わせることで、車輪型から歩行型のロボットやアームまで数多くのタイプの製作が、簡単かつ直感的に行えます。汎用性のあるブロックを使うことでイニシャルコストが安く抑えられ、デザインの自由度も高くなっています。
◆ マイコンはArduino互換機のStuduinoです。1台でサーボモーターが8個まで接続でき、複雑な二足歩行の制御も可能です。プログラミング環境はScratchベースで、視覚的にプログラミングを学べます。
◆ テキストはSTEM教育を強く意識した内容です。信号機のLEDに赤と緑色が使用されている理由、自動ドアの内側と外側のセンサーを変える理由など、大人も知らないトリビア的要素も満載です。現代の複雑な機器をその本質まで掘り下げわかりやすく解説した上で自分の手で製作します。リアルにこだわり、巻末には代表的なメーカーのインタビューを入れて制作物と本物を比較します。
◆ らせん構造カリキュラムを採用し、ブリッジ教材による児童の中途参加を可能に設定しています。途中からでも無理なくすべてのカテゴリーが学習可能となり、学習塾や企業の運営リスクが軽減されます。
http://ge-jisedai.jp/wp/
※工事中につき、リリースまでに修正予定です。
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